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近年,クライエントの大切な作業に焦点を当てた作業療法が注目されています.

作業療法面接において,クライエントの作業遂行についての認識を知ることは

重要です.

しかし,「できるADL」と「しているADL」のギャップに代表されるように,

作業療法士がクライエントが作業をできると思っていても,クライエント自身は

作業を行おうとは思っていない場合があります.

 

このように,お互いの思いを共有することは簡単ではありません.

 

また,日本人や東洋人は自分のことを語ることが上手でないという報告もあります.

面接の熟練した技術を持つ作業療法士は問題ありませんが,

若手や面接に不慣れな作業療法士はそのギャップに気づかない,

あるいは気づいていても解決しないまま作業療法を進めてしまい

結果としてクライエントの大切な作業ができない場合があります.

 

ACEは,作業遂行についての作業療法士とクライエントの認識のGAPを明確にし,

離れた両者の認識に気づきを生み,修正するために生まれました.

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